2014年2月の記事一覧
6年2組 暗唱発表
わかあゆ保育園からのかわいいお客さん
校舎内をぐるっと一巡りし、その間に、教室の中に入って勉強の様子も見学しました。これは、4年教室の中での様子です。みんなおりこうに見学できました。
入学式に元気に来てくれることを楽しみにしています。
特別支援教育講演会
まず、大金先生から今の学校や学級の現状についてのお話がありました。学校は「いじめ」や「不登校」を抱え、学級では「集団が形成しにくい状態」で、リーダーの不在や友達に関心がない子や楽をしたい子が増えているということでした。そして、VTRで特徴的な子の様子を見せてくださいました。
そして、「子どもの発達」について、福田先生から専門的な立場でお話しいただきした。学習が積み重なりにくい子や発達障害の子がおり、いろいろなタイプの子と対応の仕方についてお話しくださいました。「自閉症スペクトラム」の子は、自閉症やアスペルガー症候群とも言い、空気が読みにくい、感覚過敏、特定のことに興味が集中するといった特徴を持っているそうです。ADHDの子は、目にとまったことに注意が行ってしまう、一方的におしゃべりをする、勝ちにこだわる、譲れないなどの特徴を持っています。LD(学習障害)の子は、一部の学習に困難な状態を示す子で、「読むこと」「書くこと」「計算すること」「聞くこと」「話すこと」など、特定の学習に苦手さが表れます。このような子に対しては、生活に役立つことについて、お手本を示したり、ルールを具体的に教えたり、友達との距離感を学ばせたり、頭に映像が浮かぶように支援したりすることが必要で、こんな子は、毎日挫折感を味わっているので、成功体験を積み重ね、学ぶ楽しさを味わわせていくことが大切だということです。
そして、また大金先生から「インクルーシブ教育」についてお話がありました。インクルーシブ教育とは、障がいのある子もない子も共に学んでいく教育のことで、共生社会を目指すものだそうです。ただ、今の日本の現状としてはなかなか困難な面もあるということでした。今後大切なことは、家庭では、子どもに愛情を注ぐことと、だめなものはだめという規範意識を育てることが大切だということです。また、幼少期は子どもと一緒に遊びながらコミュニケーションの楽しさを味わわせていくことも大事だそうです。小学校期は、集団の楽しさや自己存在感を高めていくことが重要だということでした。
そして、学校では、楽しい学級づくり、分かる授業の展開、教員の指導力アップが必要であり、周りの子はその子の良いところを見つけたり、思いやる心を育てたりすることが大事で、周りの大人たちは、子どもは大人を真似ることを意識し、正しい知識を身につけ、絶対に差別をしないという意識が大切だということでした。
保護者の皆さんも教職員もとても良い研修ができました。大金先生、福田先生本当にありがとうございました。
堀上さんと点字体験
まず、堀上さんからお話をいただきました。秋田県がお生まれで、小さい頃から目が不自由(視力が0.01)で学校に行かず、家で過ごしていたそうです。10歳からヤギの世話など母親のお手伝いをされていました。17歳で盲学校に入学され、点字の勉強などをされました。その前からご自分で点字の勉強をされていたので、同級生よりどんどん進んだということです。当時も「いじめ」や「けんか」はあったそうですが、今のようなものではなかったそうです。目が不自由だと、やはり字の読み書きや道路の歩行が難しいそうです。もし、私と出会ったら、名前を名乗って、どこに行くか訪ねてくれればありがたいとおっしゃってました。
その後、子どもたちからの質問に答えくださいました。主なものを載せておきたいと思います。
○ 新聞などは点字新聞などを読んでいます。
○ お手伝いとして、ホームヘルパーが週3回来てくれ、買い物や掃除などをしてくれます。
○ 時間は、音声時計などで分かります。
○ 家の中のものはどこにあるか分かるのであまり不自由はしません。
○ お金のお札は、長さで区別しています。
○ 外に出るときは、障害物を見つけるために杖を持って行きます。
○ 包丁やナイフを使うのが得意で、ほとんどけがはしません。
○ 信号を渡るときは同伴者が必要で、信号の色を教えてもらいます。
○ 電話は、番号の場所が決まっているので、自由にかけられます。
次に、点字の打ち方の学習を行いました。点字は、右から左に書くそうです。平仮名の50音をみんなで書く練習をしました。子どもたちは頑張りましたが、なかなか思うようにはできなかったようです。
最後に、ランチルームで一緒に給食を食べ、お帰りになりました。今日の学習で、子どもたちは何かをつかめただろうと思います。堀上さん、本当にありがとうございました。
校庭における空間放射線量の測定結果について
今回の測定の結果は次のとおりでした。