学校の様子(H24~H26)

2012年8月の記事一覧

理科自由研究のヒント(1)

理科自由研究のヒント(1) 教科書の内容を参考にしよう
教科書では、いろいろな観察や実験をします。それを参考にして、さらに詳しく実験したり観察したりしてみましょう。

3年生「風やゴムのはたらき」の応用した実験のヒント
3年生理科では、風やゴムの力で物を動かすことができることを学習しました。今回は、ゴムを使って、車の動きについて、さらに発展的に実験してみます。しかし、かなりレベルアップした内容で考えます。次に述べる内容は、実験を行うための考え方を示したでけですので、実際の実験内容や方法は、自分で考える必要があります。あくまでも、ヒントです。内容的には、3年生では難しいです。かなり高度ですので、高学年向きです。車に関心があり、自分でモーターを使って組み立てたりすることが好きな人なら、挑戦できるでしょう。




1 実験の目的と意義について

  輪ゴムを動力として使い、できるだけ長時間走る車を作ることがねらいです。つまり、本物の車でいえば、燃費の良い車の開発ということです。動力は輪ゴムを使用するので、この実験は、単に車の動きだけでなく、いろいろな面で役立つ考え方を導き出すことに結びつくでしょう。

2 使うもの

  • 輪ゴム(たくさん用意する)
  • その他、車作成に必要と思われる部品。ギアボックスなどは、ネットで調べてみましょう。

3 ゴムの力を車の回転につなげるエンジン開発

車のエンジンには、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ロータリーエンジン等があり、さらに、電気自動車やハイブリッドカーなどのモーターで動く車など、いろいろな種類があります。まずは、エンジンをどのようにするかを考えます。とりあえず、輪ゴムを動力として使い、次の2種類でやってみます。

1.エンジン開発(1) ゴムの「よじれ」が戻る力を利用するエンジン

  • これは、プロペラ飛行機で利用されています。プロペラ飛行機のゴムは、長いゴムを何本か束ねてプロペラの軸に直接とりつけます。そして、プロペラを逆回転させ、ゴムをよじるわけです。何回ゴムをよじることができるかで、飛行機の飛ぶ距離がきまります。ゴムのよじれが戻る力を利用してプロペラを回転させるわけですから、よじった回数とプロペラの回転数は同じになるからです。
  • さて、飛行機の場合は、ゴムのよじれとプロペラの回転の関係上、直接とりつけができますが、車の場合、回転の向きを90度変換しなければなりません。つまり、ギヤを使用することになります。また、車の回転数とゴム動力の軸の回転数の比率をどの程度にしたらよいかも問題です。この辺のところがこの実験のポイントとなります。

2.エンジン開発(2) ゴムの「のび」が戻る力を利用するエンジン

  • 飛行機でいえば、ゴムをひっぱって飛ばす紙飛行機です。単純に、ゴムの「のび」が戻るのを利用して飛行機を飛ばすわけです。
  • ゴムののびが戻るのは一瞬です。これを、長時間動かし車の動力として考えるわけですから、難しいです。もうひとつ、(1)は、ゴムを飛行機本体に取り付けてありますが、この飛行機の場合は、ゴムは飛行機本体からは離れています。これを、車本体に取り付けて車を動かす仕組みを考えます。
  • しかも、ゴムは、できるだけ長い方が良いという考えは当然、思いつくわけですが、極端な話、何メートルもの長さにしては、車の内部に取り付ける動力としては、適さないわけです。ですから、単純にゴムの「のび」の戻る力を直接的に車の回転に伝わるような構造ではなく、別な発想で、何かアイデアを考えるべきです。この辺のところが、この実験のポイントです。
  • 例えば、ゴムは、1本でなく、5本使うとしましょう。すなわち、伸ばしたゴムは、5回分戻ります。その5回が、とぎれず、連続した力となるよう、仕組みを考えるのです。そのスムーズなリレーの仕組みがポイントでしょう。

4 車の構造とデザイン

エンジン開発の構想が出来上がったら、同時に車の構造でデザインを考えます。これは、エンジンがエンジンだけに、常識的な車の形ではなくなります。どんなデザインになるか楽しみです。

ヒントは、ここまでです。あとは、研究者の力です。

 

生活の中で風やゴムを利用しているものを考え、風の力で動く車を作り、風の力を変えて、車の動きを調べた。また、ゴムの力で動く車を作り、車の動きを調べたり、決めた場所で止まるように工夫したりした。

読書感想文課題図書の紹介

【低学年の部】 原稿用紙2枚以内
  •  「ぼくがきょうりゅうだったとき」(まつおか たつひで 作・絵 ポプラ社 1365円)・・・今日は、ぼくの誕生日。おじいちゃんから届いた恐竜のパジャマを着て公園に遊びに行くと、本物の恐竜が現れて、一緒に恐竜の世界にやって来た。恐竜の世界での怖くて楽しくて不思議な一日。
  • 「またおいで」(もりやま みつこ 作 いしい つとむ 絵 あかね書房 1050円)・・・キツネの子が公園で初めて出会ったウサギの女の子。郵便局に行ったおとうが戻ってこないと泣いている。ウサギの子を優しく励ますキツネの子。ふたりの心の交流を暖かく描く。
  • 「パンケーキとたべるサイなんていない?」(アンナ・ケンプ 文 サラ・オゲルヴィー 絵 BL出版 1575円)・・・両親に離しを聞いてもらえないデイジー。家にサイがやって来たと行っても相手にしてくれない。ある時、父のさらからパンケーキが消えた。サイが食べたのだ。両親はやってデイジーの話を聞く。
  • 「へいわってどんなこと?」(浜田桂子 作 童心社 1575円)・・・平和とは?という問いに、「せんそうをしない」「ばくだんなんか、おとさない」「おもいっきりあそべる」などなど、さまざまな考えを示して、子どもたちと平和について考えていく絵本。

 【中学年の部】 原稿用紙3枚以内

  •  「ココロ屋」(梨屋アリエ 作 菅野由貴子 絵 文研出版 1260円)・・・友だちとけんかして「ココロを入れかえなさい」と言われた主人公の前に現れたのはココロ屋。「やさしいココロ」や「すなおなココロ」などにかえてみたが、やはり自分の自然なココロが一番。
  • 「チョコレートと青い空」(堀米薫 作 小泉るみ子 絵 そうえん社 998円)・・・100頭の牛を飼っている周二の家に、アフリカのガーナから研修生がやってきた。エリックさんに出会い、ガーナのカカオ農園で働く貧しい子どもは、チョコレートを食べられないことを知った。
  • 「ここがわたしのおうちです」(アイリーン・スピネリ 文 マット・フェラン 絵 さ・え・ら書房 1365円)・・・夜空の星と詩をかくことが好きなダイアナ。祖父のけがと父の失業とで同居することになった。引っ越しの不安、親友との別れの悲しみ、新しい出会いと新たな居場所を発見する喜びを散文詩で表す。
  • 「カモのきょうだいクリとゴマ」 (なかがわ ちひろ 作・絵 アリス館 1470円)・・・カラスの攻撃から免れたカルガモの卵を持ち帰り、躊躇しながらも飼育する。一緒に暮らす中で、くちばしが暖かくなることや鳥にも思春期があることを知る。野生に返すまでの70日の記録。

【高学年の部】  原稿用紙3枚以内

  • 「心の森」(小手毬るい 作 金の星社 1260円)・・・突然アメリカへ転校することになった響(ひびき)。うっそうとした森へと続く新しい家。そのもろに妖精のような不思議な少女デイジーと出会う。この出会いがやがて新しい”森”へと続く道を開く。
  • 「走れ!マスワラ」(グザヴィエ=ローラン・プティ 作 浜辺貴絵 訳 PHP研究所 1470円)・・・シサンダはうまれつき心臓に問題を抱え、症状改善のためには外国の専門病院での手術が必要だった。走ることを趣味とする母親のマスワラは、高額の賞金を目指してマラソン大会出場を決意する。
  • 「わたしのひかり」(モリー・バング 作 さくま ゆみこ 訳 評論社 1470円)・・・太陽の「ひかり」はエネルギーのもとだ。その熱で水を雲に変え雨となる。水は川となりダムにたまって電気を生む。そしてみんなが暮らす町へ。エネルギーの巡回は太陽の恵みを教えてくれる。
  • 「ピアノはともだち:奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密」(こうやまのりお 著 講談社 1260円)・・・ピアニスト辻井伸行の、心を揺さぶる音色を耳にした人は多いだろう。才能だけではない彼の知られざる秘密と、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝までの道のりを描いた作品。

広重美術館「うなぎ祭り」



広重美術館では、今、「平成うなぎ展」開催中です。明日、8月13日(月)は、「広重うなぎ祭り」が開催されます。馬頭小の佐藤先生が、ボランティアで参加しています。ぜひ、お出かけください。

  • 期日:8月3日(月)
  • 会場:広重美術館
  • 内容:「タッチコーナー」では、本物のウナギにさわることができます。馬頭高校水産科が作ったおいしい鮎の甘露煮の販売もあります。

合唱練習がんばっています!



夏休み中ですが、合唱部は、10月の音楽祭に向けて、練習を頑張っています。ボランティアでお越しいただいている米田さん(和見)には、毎年お世話になっております。今年の曲は、2部合唱「パーム・パーム」(美鈴こゆき作詞・作曲)です。とても美しい声で合唱が音楽室に響き渡ります。とてもよい曲ですので、どんな演奏になるか、仕上がりが楽しみです。