学校の様子(H24~H26)

学校の様子(H24~H26)

朝食づくりに挑戦しよう(2)

前回は、みそ汁を作りました。ごはんは、炊飯器で炊けているものとしましょう。さて、おかずですが、栄養の3要素を確保しなければなりませんね。エネルギーとなる炭水化物は、ご飯で十分摂取してください。ということで、目玉焼きを作ることにします。豆腐となめこのみそ汁で、ある程度のタンパクやミネラルを摂取できますので、この目玉焼きに野菜などを添えれば、一応、バランスのとれた食事が出来上がるでしょう。

目玉焼きを作る


【材料】  卵(1個)、サラダ油(大さじ1/2)、水(大さじ1)、ハムや野菜(アスパラやブロッコリー、トマトなど好みで) (1)下ごしらえ
  • 卵を冷蔵庫から出しておき、室温にもどしておく。
  • 卵を容器にそっと割って入れる。
※ 卵を直接フライパンに割り入れないこと。油がはねて危険です。 (2)卵を焼く
  • フライパンを弱火で熱し、油を入れ、容器に入れた卵を静かに流し入れる。
  • 白身が少しかたまってきたら、大さじ1の水を、卵の白身のへり回りに、ぐるっと回して入れ、ふたをかぶせます。
  • 3分ほど焼いて、黄身の上に白く薄いまくがはってきたら出来上がり。

(3)盛りつけ

  • フライパンで焼いた薄切りハムやトマト、ブロッコリーなどの野菜を添えて盛りつけます。
  • 野菜は、緑や黄などの色取りを考えると、ビタミンのバランスもよくなります。
  • 塩や醤油、ソースなどを好みでかけて食べましょう。

〈参考図書〉

「料理上手になる~調理の基本とワザ」(やまはたのりこ・かざまりんぺい/リブリオ出版)



朝食づくりに挑戦しよう

食事をとった後は、体があたたかくなってくるのを感じますね。これは、血糖値が上がって、体や脳が活性化されるためです。とくに、朝目覚めた直後は、体はまだ寝た状態のままで、全身の機能が十分に働いていない。それを活動的な状態にすばやくもってくるのが朝ごはんです。夏休み中、みなさんは、朝ごはんをしっかり食べていますか。 さあ、それでは、今回は、朝食づくりに挑戦してみましょう。

第1回・豆腐となめこのみそ汁



【材料】 2人分・・・とうふ1/4丁、なめこ1/2袋、粉末だしの素、みそ(大さじ2)、ねぎ(てきとうに)
(1)下ごしらえ
  • だし汁をつくっておく。(本来は、昆布とかつおぶしでつくりますが、今回は簡単な、「だしの素」をつかいます。説明の分量をよく見て、カップに水でといておきます。
  • なめこをザルに入れ、熱湯をかけます。その後、水気をきります。
  • ねぎは、小口切りにしておきます。(ねぎのはしから、1~2mm幅で切る。)
(2)調理
  1. なべにだし汁を入れ中火で温め、お玉とさいばしでみそを少しずつとく。
  2. なべがフツフツしてきたら、なめこを入れ、豆腐を7~8mmのサイコロ状に切り、なべに入れる。
  3. なべが煮立つ寸前に火を止めて、汁わんに盛り、ねぎを散らして、出来上がり

    【ポイント】

  • だしが美味しければ、みそ汁の味は決まります。今回は、「だし汁の素」を使うので、間違いありません。
  • みそを加えた後は、絶対に沸騰させないこと。みその風味がとんでしまいます。
【注意】
  • これは、家庭科で調理の学習をした人向けですので、初めての場合は、家の人といっしょにやりましょう。
  • 熱湯を扱うとき、やけどをしないよう気を付けましょう。

〈参考図書〉

「料理上手になる~調理の基本とワザ」(やまはたのりこ・かざまりんぺい/リブリオ出版)

自然を生かした工作(2)

板を炎やおき火で焼いて焦がし、その焦げて浮き出た木目を生かした飾りものを作ります。今回は、魚の形のかべ飾りを作ります。

 【材料】
  • 板(杉やヒノキなどの木目がはっきりした板がよい。合板などのラワン材やベニヤなどは木目がはっきり出ないので不向き。)
  • まつぼっくり
  • たき火の準備(バーナーで焼くこともできる)
  • タワシや金ブラシ、荒縄(たわしのように丸めてこする)
  • 取り付け金具(ヒートン)
  • アクリル絵の具
作り方
(1)板を準備する。 →図1
  1. 杉やヒノキのような板材を用意する。厚さは1cm程度が扱いやすい。幅や長さは、作ろうとするサイズに合わせて準備する。
  2. 板に鉛筆で魚の形を下書きする。(板を焼くと、細い部分は焼け細り、欠けてしまうので、2cmより細い部分を作らない。)
  3. 糸ノコで切る。

(2)板を焼く →図2
  1. 木の枝や細い棒に軽く釘で板を取り付け、板の表面を焼く。
  2. 表面が均等に焦げるように焼く。
  3. 炎が燃え上がっているより、おきの方がむらなく焼けてよい。
  4. 焼く時間が長いと、焦げ色もよくなるので、いっきの焼こうとせず、あせらずじっくりと焼くのがコツ。
  5. 焼上がったら、タワシなどで板をこする木目が浮き出る。
  6. 最後に水で洗うときれいな仕上がりになる。

(3)絵の具で模様をつける →図3
  1. よく水をきって、かわかす。
  2. かわいたら、アクリル絵の具などで、焼板の魚模様をつける。

(4)金具を取り付け、まつぼっくりも付ける。 →図4
  1. 魚の上の部分と下の部分にヒートンを取り付ける。
  2. 下の部分のヒートンに、まつぼっくりを取り付ける。
  3. 部屋のかべに取り付ける。

〈参考図書〉
 「絵で見るこれからの体験学習・4野外工作」(中村典男/学習研究社)

自然を生かした簡単工作(1)

竹を使った工作といえば、昔から「竹とんぼ」が親しまれています。なるべく軽く、かつ、バランスよく作るのがコツです。飛び方を見ながら調節すると、より高く跳ぶ竹とんぼができます。


基本形の竹とんぼ
【材料と道具】 

  • 竹(もうそう竹でも真竹でもよい。もうそう竹は、肉厚なので羽根に角度をつけやすい。真竹は、せんいが細かいので、精度の高いものができる。 
  • 小刀
  • 接着剤
  • えんぴつ
  • 四つ目ギリ、三つ目ギリ

(1)はねを作る

  1. まず、竹をはねの大きさに切る(幅1.8cm×長さ12.0cm)。→図1
  2. 次に、小刀で削る部分を、えんぴつで書く。
  3. 小刀で、羽根の表側を、うすく削る。→図2
  4. 羽根の真ん中に、四つ目ギリで穴をあけ、さらに、三つ目ギリで直径3mmぐらいに広げる。(キリは真っ直ぐに立てて穴をあけること)
  5. 羽根の裏側も、表側と同じように削る。(最もうすい部分は、1mmぐらい)


(2)じくを作る

  1. たてに細く割った竹を削って、じくにする。
  2. 長さは、羽根の1.5倍(18cm)ぐらいにする。
  3. 先をやや細くして、羽根の穴にギュッとさしこむ。→図4

(3)はねにじくをつける

  1. 竹とんぼを平らな机に置き、机の端から羽根だけ出るように(たれるように)置き、バランスをみる。→図3
  2. 羽根が回り、片方が下がるようなら、バランスが悪いということなので、重いほうの羽根の表面を削って軽くして、バランスとる。
  3. バランスがとれ、羽根が水平におちつくようになったら、接着剤で羽根とじくを固定する。


(4)飛び方をみて調節する

  • 全体が重すぎるとうまく上がらないので、羽根やじくを削って軽くする。
  • じくが左右にぶれるのは、長さが足りないので、じくを作り直す。

〈参考図書〉

「絵で見るこれからの体験学習・4野外工作」(中村典男/学習研究社)

熱中症に気を付けて



8月19日(月)、暦のうえでは「立秋」を過ぎていますが、依然として猛暑が続いています。熱中症には十分気を付けて、残り少なくなった夏休みを元気に過ごしてください。

      熱中症の予防
  1. どんな症状か知っておこう・・・熱疲労(大量の汗をかき、水分補給が追いつかないと脱水がおこり、脱力感・倦怠感・めまい・頭痛・吐き気などがおこる)や熱失神(血圧低下、脳血流減少により、めまい、失神などが見られる。顔面蒼白、呼吸増加、唇のしびれなど)、熱けいれん(水補給が多く、血液の塩分濃度が低下したとき、手足などにけいれんがおきる)、熱射病(体温上昇により中枢機能に異常をきたし、意識障害やショック状態もみられ、全身の臓器障害を合併することもあり死亡率が高くなる)
  2. 対策としては・・・
  • あわてずに、救急措置を急いで行う。
  • 暑いときは、無理な運動は事故のもとになるので、なるべく運動をひかえる。
  • 急な暑さは要注意。体が慣れていないので、少しずつ慣らすようにする。
  • 失った水分と塩分を取り戻す。
  • 体重で健康状態、汗の量などをチェックする。
  • 薄着で爽やかな服装にこころがける。
  • 体調不良の時には、耐性がないので、特に要注意。よく休養しましょう。エアコンなどで、部屋の温度を調節しましょう。